陸上長距離によるケガの特徴

• 当院は、陸上の長距離選手で来ていただく方は多いです。
• 中学生や高校生もたくさん来院されますが、大人のマラソンランナーやトレイルランをしている方も多いです。
• 下半身しかケガがないと言っても良いと思います。そしてほとんどのケガが使いすぎ病です。疲労骨折なども多いです。
• ランナー達は、休むことを嫌うのも特徴です。心肺機能の低下や、パフォーマンスの低下が不安なので、休むことを嫌います。
• また整骨院とは無関係ですが、走り過ぎることで足の爪が剥がれたり、足の底を打ちすぎることで貧血になったりする方も多いです。

陸上長距離で多いケガ

• ランナー膝…正式には、腸脛靭帯炎と言います。太ももの外側から膝の外側までに突っ張るような痛みを訴えます。名前の通りランナーにしか起こらないと言っても過言ではないほど多いです。
• シンスプリント…スネの内側の骨が痛くなります。過労性の骨膜炎です。重症化すると、結構な割合で疲労骨折を起こすので、早めの治療が必要です。
• アキレス腱炎…長距離選手の人たちは、アキレス腱周囲の痛みをよく言います。アキレス腱の付着部だったり（アキレス腱付着部炎）、かかとの方だったり（アキレス腱下滑液包炎）も多いです。
• 肉離れ…短距離ほど多くはないですが、たまに見かけます。ハムストリングとふくらはぎが最も多いです。
• 足の甲の疲労骨折…使いすぎによって、足の中足骨を疲労骨折してしまうことがあります。
• 足底筋膜炎…足底腱膜炎とも言います。足の裏を地面に打ちつけることで非常に起こりやすいケガです。

陸上長距離でのケガの症例報告

陸上長距離のケガで来院された症例報告です。
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